小金持泰子〜汗も涙も流さず静かに資産を増やす〜

必死に働いて節約もしてきた。それでも老後の不安は消えなかった。だから私は投資という選択肢を取った。投資(勿論、NISAも活用)と少しの現金で、静かに資産を積み上げている。汗も涙も流さない主義。だって、お化粧が崩れてしまうわ。

失敗が怖い息子に世界を買わせている

有名大学を出た息子が、家にいる。もう数年になる。

繊細で内向的、ゲームと共に育ち、好きなことへの集中力は人一倍。
社会という場所が、どうも彼には眩しすぎたようだ。

今日は、そんな息子と投資の話をしようと思う。

■ 息子と一緒に相場を眺めていた頃

大学を出たばかりの頃、まだ彼の中に「外の世界」への希望があった頃の話だ。

私の証券口座を一緒に眺めながら、銘柄の調査を息子に任せてみた。
「これ、どう思う?」「いつ買う?」「どのくらい?」
——最終的な判断は私が下しながらも、
息子の意見をじっくり聞いた。
息子はみるみるうちに夢中になった。
チャートを読み、タイミングを計り、
まるで高難度のゲームを攻略するように相場を分析していく。
その姿は本当に楽しそうだった。
研究熱心で数字に強く、ゲーム的な思考ができる。
この子は投資に向いている——私は直感的にそう確信していた。
ところが、ある日、彼は小さな失敗をした。
大きな金額ではなかった。
でも大学出たばかりの彼にとっては、
目の前が真っ暗になるほどのショックだったらしい。
「二度とやらない」と言って、彼は静かに画面を閉じた。

失敗に、本当に弱い。
でも、責める気には到底なれなかった。

■でも息子は、正解に気付いた

それからしばらくして、
部屋にこもりがちだった息子が、ぽつりと言った。

「結局さ、オルカン買って寝とくのが一番良いんじゃね?」
思わず笑ってしまった。
そうよ、大正解。
はじめから、それだけで良かったのよね。

◼️世界を、買わせている

3年ほど前から、毎月3,000円を息子の口座に送金して積立をさせている。今年からは15,000円に増やした。

元本は15万円ほど。今いくらになってるかは、息子しか知らない。

でも、オルカンはこの3年で4割以上値上がりしている。たぶん20万円は超えているだろう。
あの時の失敗はもう取り返せているはずだ。
息子は今日も画面を開いているだろうか。

失敗を恐れるなら、
失敗しにくい場所で戦えばいい。
難しく考えずに、
ただ信じて、
果報を寝て待つ。

それだけでいい。

今日も画面を閉じて、息子と並んでのんびり構えている。



※本記事は筆者個人の投資経験・考え方をもとに書いたものです。特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


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