
週末に控えた健康診断、そして静かな後悔
週末に健康診断を控えて、私はひとり、静かに後悔している。
隣を見れば、定年した途端に通院が「日課」になった夫がいる。現役時代は「気合で治す」と豪語していた人が、今や内科・歯科の領収書と大量の錠剤を毎月律儀に積み上げている。これが昭和サラリーマンの末路か、と思うと、笑えない。
「ゆっくり旅行でも」という甘い幻想
「ゆっくり旅行でも」——その言葉がいかに甘い幻想だったか。
本当の贅沢はビジネスクラスでも五つ星ホテルでもなく、「自分の足で、行きたい場所へ歩いていける体」を持っていることだと、なぜもっと早く気づかなかったのかしら。
健康こそ、最強のアセット
医療費は上がり続け、保険は削られていく。国の話をする前に、私たちは気づくべきだったのだ。
健康こそが、オルカン(全世界株式)より先に仕込んでおくべき、最強のアセットだったのだと。
バリウムは、立派な先行投資である
夫より一日でも長く生きて、一食でも多く美味しいものを食べ、一箇所でも多く美しい景色を見る。そのためなら今週末のバリウムだって、立派な「先行投資」として飲み干してみせる。
私はまだ、人生の利確には早すぎる。
※本記事は筆者個人の投資経験・考え方をもとに書いたものです。特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
「私のこの皮肉が面白いと感じるなら、あなたは相当に知的な方ね。その高い感性に免じて、お帰りの前にポチッと一票。それが、私たち『わかっている大人』の共通言語だと思わない?」
