小金持泰子〜汗も涙も流さず静かに資産を増やす〜

必死に働いて節約もしてきた。それでも老後の不安は消えなかった。だから私は投資という選択肢を取った。投資(勿論、NISAも活用)と少しの現金で、静かに資産を積み上げている。汗も涙も流さない主義。だって、お化粧が崩れてしまうわ。

貯金が安心な夫と、“増やす側”に回った私の静かな戦略

日本人はなぜ貯金と保険を好むのか

日本人は、貯金と保険が大好きだ。

夫の普通預金に、何年も、
いや10年以上も眠り続けている600万円がある。
増えるのは間違いなく「投資」であり、
この600万円をオルカンに投げ込めば、
未来はほぼ決まっている。

数字を扱う人間なら、
そんなことは「火を見るより明らか」な事実である。
けれど、私の目の前には「昭和の日本人」を絵に描いたような男が座っている。

「通帳の数字が減らない安心」という価値観

彼にとって、通帳の数字が動かないことこそが「安心」の証。

もちろん、
これはこれで一つの正解だと思っている。

少し前の私も、きっと同じことを思っていた。
だからこそ、その安心がどれほど心地よいものかも、
よく分かっている。

定期預金では増えない現実

「普通預金じゃもったいないから、せめて定期預金に……」

などという妥協案も、
今の私に言わせればあまりにも惜しい選択だ。
いまだ雀の涙ほどの金利。

やっと10円増えたところで、
そこから2円を税金に毟り取られる不条理を、
彼はどう考えているのだろう。
増える未来をドブに捨てるような、
もどかしさが無いと言えば嘘になる。

正論では動かない相手への向き合い方

けれど、昭和の男に正論をぶつけるほど、不合理なことはないのだ。

私は、オルカンに突っ込みたい衝動を、
昨日デパ地下で買った
少しお高めのワインと一緒に飲み込んだ。

私が選んだ現実的な落としどころ

そして、冷徹な「算盤」を弾き直す。
導き出した答えは、終身保険への一括入金。

10年後には確実に「石垣」を積み上げ、もしもの時には非課税枠という「盾」で子供たちを守る。

これは、正論の通じない相手と、
この家族の平穏を両立させるための、
「影の最高責任者」としての高度な経営判断なのだ。 

家族と資産を守るための設計

子供たちに、1円の曇りもなく50%ずつ。
面倒な揉め事の種を、今のうちに摘み取っておく。

「保険に入ったから、これで安心ね」

そう微笑む私を、夫は満足げに見ている。

表の安心と、裏で進める攻めの資産

その横顔を眺めながら、私は密かに思う。

夫の知らないところで、
私のNISA口座の「攻めの資産」は、
今日も音を立てて成長を続けているのだと。

算盤を弾く指先は、今日も止まらない。

私の「野望」は、この静かなる移送の…
その先にある。

価値観を壊さずに資産を育てるという選択

同じように、
「分かっているのに動かせないお金」を抱えている人は、きっと少なくないと思う。

家族、価値観、安心――。
そのどれもを壊さずに、どうやって資産を育てていくか。

私はこれからも、自分なりの“最適解”を探し続けていくつもりだ。


※本記事は筆者個人の投資経験・考え方をもとに書いたものです。特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。





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