お金と投資
◼️なんだかなと思っていること 常々、なんだかなと思っていることがある。 私は社員30名ほどの小さな会社で働いている。 社会に出て二社目の会社で、結婚する少し前に入社した。 気が付けば30年以上になる。 結婚し、子どもを二人産み育てながら、 ずっとフ…
◼️同僚のお父さんが亡くなった。 悲しむ暇もない、と彼女は言った。四十九日も終わらないうちから、 銀行、法務局、税務署、不動産屋——書類と窓口のハシゴが続いているらしい。 兄弟ともいろいろあるとか。 「お母さんには遺言書いてもらう。絶対に」と、憔…
週末の日経先物が-5.8%という数字を見て、 月曜日はどうなることかとドキドキしていた。 ところが蓋を開けてみれば、思ったほどの下げではない。 「言うほど安くないじゃない」 それが正直な感想だった。 それでも、もうすっかり買う気になっていたので、 結…
◼️万が一の8,800万円 30年以上前の話、会社には昼休みになると 「保険のお姉さん」が出入りしていた。 飴やらお菓子やら小まめに配ってくれる。 そしてちょっと世間話したり… あの頃は、それが当たり前の時代だった。 そして若い私たち夫婦は世間の仕組みを…
◼️昨夜、私は少し浮かれていた 「60歳までにあと21%上がれば、資産1億円も見えてくる」 そんな記事をブログに書いたのである。 もちろん、本気で簡単に達成できるとは思っていない。 それでも、ここ数年の相場を振り返ると、 つい「もしかしたら」と思って…
59歳の誕生日、湯船の中で三つの夢を書いた。59歳、まだ諦められないものが3つある国立大学に入学する。 セレクトショップ兼カフェを持つ。 我が家の資産を1億円にする。我ながら、どうかしている。 でも、笑えない。置いてきたつもりで、 振り向くといつも…
ダイソーの「もしもノート」を買ったら、夫の行方不明だった株のことを思い出した。ダイソーで文具コーナーをぶらぶらしていたら、赤い表紙のノートが目についた。「もしもノート じぶんノート For my future」 110円。かわいらしいだるまの絵が描かれている…
◼️他人の懐具合は気になる 月末になると、資産公開の記事を書く人を見かける。私はそういう記事が結構好きだ。他人のお財布事情というのは、なぜか気になる。自分と比べたり、安心したり、焦ったり。お金の話は下世話と言われるけれど、生活そのものでもある…
土地が売れた。 夫の親から受け継いだ、三十坪ほどの土地。 売却額は700万円超。「まあまあ良かったね」と思うなかれ。 実際に手元に残った金額を計算したとき、私は言葉を失った。 ◼️損失を、全部並べてみる 感情の話は後にする。まず数字を見てほしい。 ※…
◼️最近、ゴールドが静かだ 2024年から2025年にかけて、あれほど「金価格最高値更新」と連呼していたメディアが、 今や日経平均の話で持ちきりだ。 AIバブルの熱気の前では、金の輝きもかすむらしい。 そんな世間の喧騒をよそに、私には密かに楽しみにしてい…
5月に入ってから、スマホの通知が賑やかだった。配当通知ではない。増配の通知だ。株管理アプリが「〇〇が増配しました」と教えてくれる。 1件、2件……気がついたら19件。減配はわずか2件。年間配当が5万8,878円増えた。 ◼️金融株が、ちょっとおかしかった 今…
◼️おしどり夫婦の資産内訳 世の中の「おしどり夫婦」と呼ばれる皆さんは、 一体どれくらい厳密にお金の管理をされているのかしら。 我が家の総資産は、現在8000万円ちょい。 数字だけ見れば「まあまあ頑張ったじゃない」 と言える額かもしれないけれど、その…
■「8.7億円」のニュースに、自分の「8000万円」を重ねて息が止まった日 朝、新聞をめくる手が止まった。「8.7億円 SNS詐欺被害 80代男性 愛知県内の最高額」一瞬、桁を見間違えたのかと思った。 8億7000万円。あまりにも現実離れした数字だ。 けれど、私の胸…
◼️「ねえ、本当に車いる?」——奇跡の神立地に住みながら世の中には「車がないと生きていけない街」がある一方で、「車を持っている方が不自然な街」も存在する。 我が家がまさに、後者であった。住んでいるのは、地方都市の主要駅まで10分、 しかも乗り換え…
◼️不動産が欲しいのか、それとも夢が欲しいのか 趣味でSUUMOを眺めている。気づけば1時間、気づけば2時間。 買う気がなくても指が動く。 先日も地方都市の駅近コンパクトマンションを見ていた。 1LDK、44㎡、角部屋、眺望良好。2680万円。 悪くない。むしろ…
最近の日本株、なんだか恐ろしいことになっていない? 朝、目覚めるたびに持ち株たちから「増配しました!」なんていう、 まるでラブレターのような通知が届くのだもの。何もしていないのに、 口座の数字が勝手に増えていく。 この、ちょっとした全能感……こ…
■ もったいないおばけが住む家 わが夫は、もったいないおばけである。ペットボトルの水は買わない。エアコンは最後の砦。 外食は年に数えるほど。「もったいない」が口癖で、財布の紐は鋼鉄製。そんな夫が、唯一、ダダ漏れ状態のものがある。お酒だ。 ■ 飲ん…
■ 昨夜の私は、点々に負けた 昨夜の私は、変換ミスひとつに人生の縮図を見た。 「キスだらけ」のはずが「キズだらけ」になる——頼んでもいないのに、点々は勝手に降ってくる、と。 けれど今夜の私は、少し機嫌がいい。 スマホの画面に並ぶ数字を眺めながら、…
■ 新聞広告に、でかでかと躍っていた 新聞の広告欄に、でかでかとこんな文字が躍っていた。「財産断捨離のすすめ」著者は精神科医の和田秀樹さん。三刷出来、とある。売れているらしい。財産断捨離のすすめ ボケを遅らせ、争族を防ぐお金の使い方 [ 和田秀樹…
職場の同僚に、またしても 「泰子さんはお金持ちだからいいわよね」 と言われてしまった。 私が 「還暦を迎えたらスパッと会社を辞めて、あとは好きなことをしてのんびり暮らしたいの」 と口にするのが、彼女にはよほど浮世離れした話に聞こえるらしい。 彼…
◼️たった15円、それでも増えていくお金 1株110円から125円へ。 たった15円、と言えばそれまでだけれど。100株持っていれば、年間12,500円。ちょっと気の利いたお店で、 ひとりで静かにランチができるくらいの金額。——さて。こんな還暦間近の私に、 誰が「何…
宝くじの季節になると、夫から『並んできて』と言われる主婦は、私だけではないはずだ。 ■ 初夏の風と、招かざる「ドリーム」 「今日からドリームジャンボですね」 という世間の浮かれたニュースに、私は小さく溜息をつく。 今年もやってきた。 わが家の「夫…
■ 日経6万円の日、私の持ち株はマイナス10万円 昨日、日経平均が終値で6万円を超えたのよね。 世間は大騒ぎだけれど、私はといえば「ああそうなの」とテレビを眺めていただけ。その日の私のポートフォリオなんて、マイナス10万円ですもの。株っていうのは、…
夫婦であっても、お金の価値観は驚くほど違う。むしろ、同じである方が珍しいのかもしれない。私たちも例外ではなかった。そしてそのズレは、静かに、しかし確実に日常に影響を与えていた。 ■違和感の始まり 同じ家に住み、同じ生活をしているのに、 見てい…
私の資産形成は、決して順風満帆ではなかった。 むしろ、何度も「溶ける音」を聞いてきた側の人間である。投資というものは、華やかな成功談ばかりが語られるけれど、 実際はそんなに都合よくはいかない。それでも、少しずつ「減らさない力」と「増やす力」…
「ほったらかしにしておきなさい」 その一言に、どれだけ救われただろう。 あれこれ悩み、余計なことをしては失敗する——そんな私の癖を、まるで見透かしたように断ち切ってくれた。 山崎元さんは、その明快な語り口で、迷える子羊(あるいは欲深い主婦)の背…
あなたの周りに、本当の意味でお金に余裕がある人はいらっしゃる? あなたの周りに、本当の意味で「お金に余裕がある」方って、 はたしてどれくらいいるかしら? もし一人でもパっと思い浮かぶなら、 あなたは相当な運の持ち主。でも、問題はそこから。 その…
すべてを話すことが、信頼だと思っていた 夫婦なんだから、すべてを共有するべきだ。 かつての私は、それを疑いもしなかった。 何かを決めるたびに夫に相談し、 「いいんじゃない」と言われてから動く。 それが正しくて、穏やかで、どこか安心できる形だと信…
10年前の私、1円稼げず白旗を揚げる 白状しよう。 50代はじめの頃だったか、 私は盛大にやらかした。 「ブログでお小遣い稼ぎ!」 と鼻息も荒くアフィリエイトの世界に乗り込んだはいいものの、 報酬画面に並んだ数字は、 1円、10円、1円、10円……。思わず目…
電話帳一つで、人生を切り拓いていた かつての私は、電話帳一つで人生を切り拓いた狂戦士だった。 三十年前、二十代後半の記憶を紐解けば、 そこには恐ろしいほど『無鉄砲』な女が立っているのである。 保育料五万円と、えいやっのマンション 貯金なんて一千…